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#11 桜井良太選手 現役引退会見 実施のご報告

いつもレバンガ北海道への全緑応援をありがとうございます。
B.LEAGUE 2023-24シーズン最終戦となる5/4(土)A東京戦 GAME2終了後、今シーズン限りでの引退を表明している#11桜井良太選手の現役引退会見を実施いたしましたので、その内容をご報告いたします。

#11 桜井良太選手 コメント

現役最後の試合の総括

「最後のゲームということもあり、チームが力以上のことを発揮してくれたと思います。
これからCSに向かうA東京の底力を感じさせられる、フィジカル面も含めた力強いプレーで後半は押し切られてしまいましたが、大事な局面でのシマ(島谷)のディープスリーや、司(中野)のチームを引っ張るオフェンス、脩斗(寺園)も難しいレイアップを決めてくれたり、各選手がそれぞれ気持ちのこもったプレーをしてくれて、良い場面も多かったと思います。
竜馬(橋本竜馬選手)とのマッチアップなど、アルバルクさんにも気を遣ってもらってしまいましたが、楽しんでゲームができたので感謝しています。
自身も3ポイントシュートを決めることができて、爪痕まではいかないかもしれませんが、思い出に残るプレーが出せたと思います。」

現役最後のゲームを終えての心境

「今はスッキリしています。
今日の試合やセレモニーを振り返って、これ以上ない引退を迎えさせてもらい、幸せだなと思っています。
6月に引退試合もあるので完全に休むことはできませんが、少し足を休ませてあげたいなと思っています。

会場に入るときはいつもと変わりませんでしたが、昨日の試合が終わってから今日の引退セレモニーがあることを知っていたので、最後にどういうことを伝えようかなと考えていたのですが、話したいことが多くてまとまらず、朝起きてからもずっと考えていました。
色々考えていたら少し感傷的にもなりましたが、家を出るときはいつも通りでした。」

スタート出場について

「自分にとって現役最後のゲームでしたが、レバンガ北海道として戦うゲームなので、自分のために特別なことはしてもらいたくないとHCには伝えていました。
4月のホームでの宇都宮戦で残留が決まる前から、HCから最終節は80分出てもらうからと冗談で言われていました。
龍さんにはちゃんと伝えておかないと何をするかわからないので(笑)、特別なことはしないでくださいと直接伝えていましたが、最終戦を前に、スタートで出てほしいと伝えられました。
久々に責任重大だなと思って試合に入りました。」

ファーストプレーを振り返って

「いいピックをかけてもらいフリーになったのですが、最後までドライブに行けと言われていたので行ったのですが、昔だったらステップであの距離でゴールに行けたのですが、久々の距離だったのでわからなくって、意外と遠くて届かなかったですね。
セレモニーの時に見た昔の映像では余裕でできていたので、改めて引退だなと思いました(ニッコリ)」

GAME1終了後の会見では、最終戦で爪痕を残したいと言っていました

「爪痕を残せたかはわからないですが、3ポイントを決めたことと、ボールプッシュからウィルにパスを出したプレーは最終戦で思い出に残るプレーができたと思います。」

桜色に染まった会場を見て

「自分が17年北海道でやってきたことが積み重なって、最後にこのような会場で迎えてもらえたことがうれしく、誇らしかったです。
その一方、昔から注目されることが得意ではないので、少し照れくささもありました。
今シーズンは終盤になるとAWAY会場でも盛大に見送ってもらうことが多くなり、うれしい反面、恐縮してしまう部分もありました。
最後を見届けて、送り出してくれたファンの皆さんやスタッフの皆さん、各クラブの皆さんに感謝しています。」

セレモニーの感想

「アルバルクさんが参加してくれることを事前に知らず、トヨタ自動車には2シーズンしか在籍していなかったにも関わらず、チーム全員でピンク色のTシャツを着て、最後までセレモニーに参加して胴上げまでしてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、これまでプレーを続けてきて良かったと思えました。
GMの伊藤大司(さん)も竜馬(橋本竜馬選手)も、あと仙台の片岡(片岡大晴選手)は、後輩ではありますが、プレーに対する姿勢や人柄が尊敬できる選手たちだったので、最後に対戦できたことは幸せだったと思います。」

19シーズンの選手としてのキャリアが終わりましたが、改めての感想

「小学3年生からバスケをはじめ、小さい頃からバスケを好きになって頑張り続けてきた結果が19年続けてきたことだと思いますし、キャリアの中で日本代表にも選ばれて国際大会の経験もさせてもらいました。
北海道では、できたばかりの新しいチームで、色々なことがあり過ぎましたが、北海道でなければここまで長く続けることはできなかったですし、このようなキャリアにはならなかったと思います。
今日このような形で最高の終わり方ができましたし、誰もができる引退の姿ではないと思っています。
みんなから送り出してもらって良い思い出になっていくと思いますし、最高のバスケキャリアだったと思います。」

一番の思い出

「現役最後の試合も強く心に残っていくと思いますが、何だろう、難しいですね…
(考えて)2006年の世界選手権の試合は未だに見ることができないので、それも強烈な思い出ではありますね。

あとは、やっぱり北海道でのことですかね。
北海道のチームが消滅した時は、まだレバンガ北海道はなかったので、他のチームに移籍しなければいけないという状況でしたが、他に行きたいと思えませんでした。
北海道でずっとやりたいけどどうしようと思っていた時に、折茂さんが中心となってレバンガを立ち上げてくれて、北海道でプレーを続けられることが決まった時はうれしかったですね。
現会長の美山さんや折茂さんが私財を投げうって北海道にチームを残してくれて、バスケができる環境を作ってくれたことは一生恩に感じることだと思っています。」

キャリアの終盤はどんな時間でしたか

「色々なことがすごく苦しかったかもしれません。
学ばせてもらえる時間でもありました。
トヨタ自動車アルバルクに入るまでは自分の持っているものだけでプレーができていましたが、ルーキーシーズンは試合に出られない時もありました。
北海道に来てからは中心となってプレータイムをもらいプレーを続けさせてもらいました。
ただ、中心でいられる時は見えていなかった部分もあったと思います。

限られたプレータイムやベンチ外になった時の気持ちなど、選手の立場で色々なことを体験することができました。
もちろん自分の中で認められない部分もありましたし、体も動かない中で気持ちの整理がつかない部分もありました。
苦しかったですが、すべて自分の財産になったと思いますし、これからのキャリアの中で生きてくると思います。」

レバンガ北海道に残せたものは

「北海道にバスケットボールチームを残すことは折茂さんがしてくれたので、そのチームをB1に残し続けたことが僕ができたことかなと思います。
Bリーグになってから年々各チームのレベルを考えても、残り続けていることがすごいことだと思っていますし、B1にいないとCS争いにも絡んでいけないので、B1にいるということは可能性を持ち続けていることなので、ギリギリですが何とか踏ん張ったかなと思っています。」

11回の胴上げについて

「初めてでしたが、長いな、と思いました(笑)
胴上げをやってくれているみんなも長いなと思っていたと思うのですが、誰もが経験できることではないと思いますし、良い経験させてもらいました。みんなに感謝しています。」

ファン、ブースターの皆さんへメッセージ

「改めて、いつもどんな状況でも、たくさんの応援をありがとうございます。感謝してもしきれません。
B1参入の時もそうですし、クラブ創設時もそうですが、自分よりも自分のことを心配してくれる方が多かったと感じています。
そういった方々に支えられていることを感じさせてもらっていましたし、皆さんの存在に感謝をしながらここまでやってきました。
皆さんのおかげで今日のような素晴らしい引退を迎えられたと思っています。改めて本当にありがとうございました。

今後、選手としての自分がいなくなっても、チームとしてさらに強くなっていかなければいけないですし、越えなければいけない壁もあると思いますが、レバンガ北海道は可能性の大きいチームです。
これからも一緒にレバンガ北海道の応援をよろしくお願いします。」

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