B.LEAGUE 2023-24シーズン 第8節 広島戦GAME2 試合レポート

1Q
自分たちで流れを変え互角の滑り出し

立ち上がりから流れを奪い合う激しい展開の中、寺園、関野らの3PT、インサイド陣の奮闘など好リズムで得点。
中盤はファウルなどから重たい流れとなり相手にペースが傾きかけるが、タイムアウトで流れを断ち切り、中野、ウィリスジュニアらの連続得点で喰らいつき21-21の同点で1Q終了。

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2Q
相手の3PTに離されるも意地を見せて追いかける

ウィリスジュニアが加点する中、相手に立て続けに3PTを放たれ、徐々に点差を開かれたところでタイムアウトを請求。
再度ディフェンスから踏ん張り、寺園の積極的なショットやトランジションから#81関野の得点などで対抗し、5点ビハインドで後半へ。

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3Q
相手のペースに乗せられ苦しい時間帯が続く

3Qは#7中野のスリーで口火を切るも、広島#24メイヨに内外から得点を重ねられ、やや劣勢に転じる。
#21ウィリスジュニアの3PTで応戦するが、その後シュート確率を欠き、アタックを試みるも高い壁に阻まれリズムに乗ることができない。
何とか意地を見せ、#24ブルックスのAND1でわずかに差を詰め、14点ビハインドで最終Qへ。

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4Q
攻守ともに反撃に出るも、あと一歩及ばす

ターンオーバーなどから思うように状況を打開できない中、チャンスを狙い続けていた#7中野が3PTを沈める。
それを皮切りに#40ウェルシュ、さらに#7中野と連続得点に成功し、ディフェンスでもテイクチャージを奪うなどエナジーを取り戻して猛追し、9点ビハインドでオフィシャルタイムアウトへ。
何としても追いつきたい北海道は激しい攻防戦を仕掛け、#81関野や#4寺園の3PTで追いかけるが、あと一歩及ばないまま時間が過ぎ76-83で悔しい敗戦。

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小野寺龍太郎HCコメント

HC

小野寺龍太郎

収穫もあったが、課題も突きつけられた2日間だった

試合終盤まで分からない展開に持ち込めたことはステップアップできた証拠だと思いますが、最後の3分間、7点差まで追い上げた段階で自分たちのターンオーバーから失点してしまうなど、自分たちのミスからゲームを難しい状況にしてしまいました。
40分通して考えると、ファイトしたりリバウンドで頑張れた時間帯は昨日よりも増えましたし、ミスマッチをフォローできた時間帯が増えたのは良かったです。
一方で、オフェンスの終わり方、特に試合終盤のターンオーバーやゲームメイクはチームとして課題が残りましたので、引き続きチームの課題としてしっかり取り組んでいかなければいけないです。

Bリーグでは4番ポジションの選手が2人、4-4-5のスリービッグを採用しているチームが増えている中、ディフェンス強度やチームの戦術で対抗できる部分も多くあると感じましたが、オフェンス面での課題は多く残りました。
課題をクリアにしつつ、そこに対する改善に取り組まなければならないです。
まずはこのバイウィークで強固なディフェンスとリバウンドの構築、オフェンスでは3PTの確率を上げることや、フリースローをもらいにいくアタックなど、チームとして取り組んでいきたいと思います。

#4 寺園脩斗選手コメント

PG

寺園脩斗

ホームで必ず連敗を止めるという意識をチーム全員で改めて強く持って次節に臨みたい

昨日よりもフィジカルに戦えたと思いますが、3Qで離されたあと、追いついて勝つチャンスがあったにも関わらず、僕のターンオーバーやブロックなどで流れを切ってしまい、敗戦は僕の責任だと感じています。

■自身の17得点についての評価は?
アテンプトが15だったのですが、中には打たされているシュートもあるので、よりチームとしてクリエイトして打っていきたいです。
自分自身もっとスコアリングできるはずですし、特に縦に入ってフリースローをもらうような動きは、本日のフリースローアテンプトが少なかったこともあり、島谷選手含めてガード陣でやっていかなければと思っています。
バイウィークで修正して、12月からの試合に臨みたいです。

■その他、バイウィークで取り組みたいことはありますか?
まずチーム全体の3PT確率を上げることが課題だと思います。
ディフェンス強度も練習からもっと上げたいですし、ウイング陣の得点も必要になっていくので、一人一人がさらに意識を持って練習に取り組まなければならないと思います。

■ホームで勝ち星をあげられていない状況ですが
非常に申し訳なく感じています。
たくさんの方が足を運んで応援してくださっているにも関わらず結果が出ていないことに対して、1人1人がもっと危機感を感じなければいけません。
バイウィーク明け、ホームで必ず連敗を止めるという意識をチーム全員で改めて強く持って次節に臨みたいと思います。

#7 中野司選手コメント

SG

中野司

勝利をお見せすることが最大の恩返しだと思う。バイウィーク中は濃い1日1日を過ごして準備したい

自分たちの細かなディフェンスのルールを守れなかったことや、オフェンスのミスが試合の結果に直結してしまいました。
決められたルールを遂行できるか否かが勝敗を分けてしまうので、遂行レベルの波は改善しなければいけません。
チーム全体として、より精度の高いバスケをしなければいけないと感じました。

■バイウィークではどのようなことを取り組みたいですか?
チームとしてフリーで打てる状況を作り出す機会は多いものの、シュート確率が低いので、その分相手もインサイドを重点的に守り、外を空けられて打たされている場面も多いです。
本来は自分がチームのシュート成功率を上げていく役割を担わなければいけませんが、まだ及ばず、申し訳ない気持ちでいます。
シュート確率はチームとしての改善点でもありますし、個人的ももっと精度をあげていきたいです。
シューターとして、得点効率を上げることには貢献しなければならないと思っています。

■本日も多くの方が来場されました。バイウィーク明けにどのような姿を見せたいですか?
場内発表でもありましたが4,600人を超える多くの方が足を運んでくださり、チームに力を注いでくれている中、なかなか結果で返せていなくて申し訳ないです。
まずは勝利をお見せすることが最大の恩返しだと思いますので、バイウィーク期間中は、チームとして良いところは伸ばし、悪いところは改善して、この3週間は濃い1日1日を過ごしていきたいです。

B.LEAGUE 2023-24シーズン 第8節 広島戦GAME2 試合ハイライト

立ち上がりは日本人選手の3PTやインサイド陣の奮闘などで好リズムで得点。
流れを奪い合う激しい展開の中、2Qは立て続けに3PTを許しビハインドに回るが、寺園のアウトサイドやトランジションからの関野の加点で対抗して5点ビハインドで前半終了。
3Qは中野のスリーで口火を切るも、広島のメイヨの活躍などから劣勢に転じ、2桁ビハインドを追いかける我慢の展開。
終盤は再び中野が連続スリーを沈めるなど存在感を放ち、関野や寺園の3PTでも追いすがるが、時間がすぎ悔しい敗戦に。
バイウィーク明けの奮起を誓う一戦となった。

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