B.LEAGUE 2023-24シーズン 第8節 広島戦GAME1 試合レポート

1Q
ターンオーバーから流れに乗れず追いかける展開

#40ウェルシュのハイポスト、#4寺園のAND1などで先行するが、広島も譲らず#24メイヨらが3PTを沈めるなど互角の立ち上がり。
僅かに北海道がリードするが、ターンオーバーからの失点で逆転を許し追いかける展開となる。
その後もミスが続いてオフェンスのリズムを掴めず、我慢の展開となって1Q終了。

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2Q
広島の大きな壁に阻まれ点差を離される

入りから広島のフィジカルな攻守に流れを奪われ、一時15点差が開く苦しい展開に。
タイムアウトでインテンシティを取り戻すが、相手と一進一退の攻防となる我慢の時間帯が続く。
オフィシャルタイムアウト明けからは#2ラモス、#24ブルックスらの果敢なアタックで対抗し広島を追い上げるものの、終了直前に広島に走り込まれて13点ビハインドで前半終了。

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3Q
流れを奪って反撃するも、立て直されて試合は拮抗

#2ラモスの3連続得点を皮切りに流れを奪い、#24ブルックスの3PTや、相手のミスを誘い出すタフなディフェンスから反撃。
一桁点差まで追い上げ、#81関野のファストブレイクなどで加点し流れを奪うも、再びビッグラインナップを敷いた広島に波を断ち切られ、10点差を行き来したまま試合は拮抗。
終盤は広島の3PTでやや上回られ、18点差で最終Qへ。

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4Q
点を奪い合うも流れに乗り切れず悔しい敗戦

#4寺園、#24ブルックスらを中心にアグレッシブに加点を続けるが、対する広島も内外から得点を続け、点差が埋まらないまま時間が過ぎる。
何とか点差を詰め逆転に持ち込みたいところだが、加点しては取り返されて波に乗せてもらえず、68-83で悔しい敗戦。

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小野寺龍太郎HCコメント

HC

小野寺龍太郎

全員で強度を求めて、しっかり修正して明日に臨みたい

ゲームの入りは良い形で入れたと考えています。
広島さんのスタートも想定していたラインナップでしたので、準備していたオフェンス・ディフェンスともに、1Qの最初の5分間は高いレベルでできていた時間帯も多かったと思います。
ただ今日はセカンドユニットに切り替わったタイミングで強度が落ちてしまい、1Qは最初の5分と残りの5分でバスケのクオリティに大きく差が出てしまいました。

オフェンスでもミスで終わってしまったり、ターンオーバーの質も悪かったです。
走られるべきポイントではないところで広島さんにイージーなポイントを決められるケースもありました。
自分たちのミスから相手に速い攻撃を許してしまった場面が、点数に現れていない部分でも多かったと感じています。

3ビッグのラインナップが強力なことは間違いありませんが、自分たちのやるべきことをやっていれば、もっと相手の点数を抑えられたと思いますし、自分たちのディフェンスの中でフィジカルにファイトすることで守れるケースがあったと思います。
やれることをやらずに終わってしまったゲームだったので、明日また広島さんにチャレンジすることができるので、自分たちが大事にしているディフェンスの強度、ルール、ディフェンスリバウンドなどを再確認して、全員で強度を求めて、しっかり修正して明日に臨みたいと思います。

■4,000人を超えるファンが来場したことについて
ホームアドバンテージを受けながら戦っている中で、勝てていない状況は非常に悔しいと感じています。
毎回たくさんの応援をいただいて、選手たちも頑張っている中で、勝ち試合をファン・ブースターの皆さんにお見せできるよう、明日は今日とは違う内容で、自分たちの勝ちにこだわることにフォーカスして、良い形で明日の試合に臨みたいと思います。

#24 デモン・ブルックス選手コメント

SF/PF

デモン・ブルックス

勝つためにあと少し、全員でファイトして戦わないといけない

今日の試合に関しては、もちろん自分たちが求めていたものではなかったです。
明日しっかり戦うには、チーム全員がステップアップしなければいけないと感じています。
今日の試合を振り返り、調整する部分を明確にして、その部分を遂行することが、明日の試合の鍵になってくると思います。

広島は素晴らしいチームで、ロスターの層も厚いとは思いますが、その相手に対して、自分たちの試合に持っていける状況を作っていきたいですし、勝つためにあと少し、全員でファイトして戦わないといけないと思っています。

■相手の3ビッグのゾーンディフェンスに対して、何が必要だったと感じますか
ゾーンに対しては、しっかり意図を持って自分たちがやることを遂行しなければいけないと思っています。
打開するにはゾーンに対して消極的にならず、アタックするということが必要です。
しっかりインサイドにアタックすることができれば、相手のゾーンを崩すこともできますし、オープンなチームメイトを探してその選手が自信を持って打つということがゾーンを崩すカギになると思います。
明日はチームとして若干の調整はあると思いますが、自分たちのオフェンスは今日よりももっと良いものをお見せできると思っています。

#4 寺園脩斗選手コメント

PG

寺園脩斗

今日の試合は、相手のオンコートが外国籍選手2人の時はやりあえていたと思うのですが、3ビッグの時間帯に、FTでつながれたりリバウンドをイージーに取られたり、インサイドでやられ過ぎてしまい、流れを掴み切れなかったことが敗因だと思います。
明日どのように広島さんに対してアジャストしていくのか、まずは1対1で簡単にやられないように、チーム全員でフォーカスしてやっていきたいです。

今季初の3ビッグのチームとの対戦で、入りの部分では自分たちのバスケがある程度できていたのですが、セカンドユニットで強度が落ちてしまい、ターンオーバーが続いてしまったことで消極的になってしまい、流れを一気に持っていかれました。
基本的なこととして、相手のファストブレイクポイントを抑える、セカンドチャンスポイントを抑えることを徹底しなければいけないと思っています。

自分たちがディフェンスをハードに頑張った時間帯は、自分たちがファストブレイクから得点できているので、その点数を増やすことが大事だと捉えていますし、今日以上に全員で走ることを意識した方が良いと思っています。

■3ビッグの時の相手に対するゾーンディフェンスがキーポイントになると思いますが、修正ポイントはどこにあると思いますか
今日はフィジカルでゴール下に押し込まれて、ボール付近でボールを受けさせてしまいました。
ボールプレッシャーをしっかりかけていれば簡単にボールは入らないので、そこを修正していくことと、相手がゴール下に入る前に高い位置でコンタクトしてゴールから遠いところでボールを受けさせることを一人一人が意識することで修正できると思っています。

B.LEAGUE 2023-24シーズン 第8節 広島戦GAME1 試合ハイライト

立ち上がりは先行するもターンオーバーから流れを失い追いかける展開。
2Qは相手のゾーンディフェンスとビッグラインナップに苦しみ点差を開けられるも、後半は修正して外からの得点で加点し始め流れを掴み、一時は一桁点差にまで迫る猛追を見せる。
しかし広島も立て直し、加点しては得点を奪われる一進一退の試合運びとなり、点差が埋まらないまま試合終了。
明日のリベンジを誓う一戦となった。